2000年1発めの目がテン!は、毎年恒例の干支シリーズ。しかし、今年の干支は辰。実は辰は十二支の中で唯一実在しない動物なのです。そこで代わりにといっては何ですが、辰の落し子、タツノオトシゴを科学!
タツノオトシゴは甲殻類のエビカニに似た見かけにも関わらず、なんと魚の仲間。背骨のある脊椎動物であることはもとより、浮き袋やエラもちゃんと備わっています。もともとはサンマがさらに細長くなったような魚だったのですが、進化の過程で身体がS字型に曲がり、縦にたたずむ変な魚になってしまったのです。そのタツノオトシゴを魚住アナが自宅で飼いたいと言い出しました。更には矢野さんに、自然のタツノオトシゴを見てきて欲しい、と依頼。矢野さんは伊豆の海に潜水を敢行!すると、波に揺られながら海藻にしっかりつかまっているかわいい姿が見つかりました。
| タツノオトシゴは魚の仲間!
|
|
魚住アナの家にやってきたタツノオトシゴ。エサは小さなエビ、イサザアミです。エサをあげると、タツノオトシゴはスポイト状の口でえさを吸い込みます。まさに一気食い、それは目にも留まらない速さです。その技の秘密はタツノオトシゴの目。魚にしては目がいいため、エサを認識しやすいのです。それでは目隠しをすると?マスクをした珍妙なタツノオトシゴをエサがうようよいる水槽に放してみます。すると全然エサを食べられないのです。
タツノオトシゴはよく海藻などにしっぽを巻きつけています。これは泳ぎの下手なタツノオトシゴが、海水の流れに負けないようにしがみついているということなのですが、本当なのでしょうか?そこで、タイ、ベラと流水水槽でどこまで耐えられるか競争です。すると、流速秒1mのとき、他の魚が流されそうになっているのにも関わらず、タツノオトシゴは必死にしがみついていたのです。
タツノオトシゴはメスがオスのお腹の育児のうに卵を産み付け、その後ふ化させて、産み出す事で有名です。番組ではこのシーンの撮影に成功。オスの必死で産み出す姿には所さんも思わず感動!?
| タツノオトシゴはオスが子供を産む!
|
|
|
|