知識の宝庫!目がテン!ライブラリー




 600回記念・あの人は今!?  #600 (2001/09/30) 

 1989年(平成元年)10月1日にスタートした「所さんの目がテン!」は、遂に放送開始満12年、600回を迎えました!その間番組ではいろいろな方に出演していただきましたが、今回はそんな方たちのその後を調査。名づけて“目がテン!版 あの人は今!?”です。

 まずは、「目がテン!」初代アシスタント・鈴木君枝アナウンサー「自転車の科学」(1990年10月・第55回)では1日特訓で乗れなかった自転車に乗れるようになりましたが、それ以来自転車には乗っていません。今回11年ぶりに自転車にチャレンジ!なんとか乗ることができましたが、曲がることはできませんでした。

 「恋して不思議 愛の科学」(1990年6月・第38回)は異色の回。お見合いパーティーを開き、心理学の先生を呼んで、男女の行動から愛情表現を読み取るという回でした。そこで誕生した1組のカップル。この2人はその後どうなったのかを追跡したところ、現在はハンガリー在住の女性の方から、ビデオレターが届きました。そこに写っていたのは、女性と、そしてあの時カップルになった男性。なんと2人は結婚していたのです!!「目がテン!」が結びつけたといっても過言ではないこの2人、現在はご主人の仕事の関係でハンガリーで暮らしていました。このドラマティックな展開にはさすがの所さんもオドロキでした。

 いまや恋愛も科学でわかる時代になりつつあります。ヒトは好意の有るものを見た時、瞳孔が開くのですが、この瞳孔は自分の意志で動かすことは出来ないのです。そして今では、この瞳孔の動きを観察できる機械があるのです。

 そこで、おととしの年末総集編(1990年12月・第512回)で「目がテン!」にゲスト出演し、リポーターでの再出演を約束した峰竜太さんがいよいよ出演!なんと実験台となり、様々な物を見て、瞳孔が開くか否かを大調査です。峰さんの安定時の瞳孔の大きさは89。まずは、峰さんが大嫌いな牛レバー。すると瞳孔は95前後に。しかし、次に峰さんが欲しがっている激レアの熱帯魚を見せると最高値は133まで上昇!!今度は愛妻みどり夫人の笑顔の写真しかし最高値は116と熱帯魚に及ばず!最後に峰さん好みの若い女性を見せたところ、なんと最高値は奥様よりも高い123という結果になりました。

所さんのポイント
好意のあるものを見ると、無意識に瞳孔は大きく開いてしまう!調整不可能!!

 「目がテン!」のごく初期に、数々の賞を受賞した記念すべき作品が有りました。「感動の瞬間卵504時間」(1990年4月・第26回)です。小学5年生の生徒たちが卵を温めてかえすという、所さんも思わずウルウルした感動作です。しかしその時かえったヒヨコたちは、いったいその後どうなったのでしょう?

彫刻になったピーちゃん  番組では当時の小学生たち、現在22歳になった皆さんに集まってもらいました。するとその中の1羽がなんと去年まで、10年も生きていたというのです。矢野さんはその家、滝川家を訪ねてみました。ヒヨコはピーちゃんと名付けられ、家族同然に大切に育てられていたそうです。今は、遊び場だった庭の紅葉の木の下で眠っています。

 しかしピーちゃんは思わぬ所で、今も生きていました。それは長野県の、美ヶ原高原美術館。なんとピーちゃんは彫刻になっていたのです。実はお父さん・滝川啄史さんは彫刻家であり、ピーちゃんをモデルにした作品をたくさん作っていたのです。「目がテン!」の実験ヒヨコは、永遠の生命を得たのでした…。

所さんのポイント
ニワトリの寿命は最長15年。10年も生きたピーちゃんは天寿を全うしたと言えるね!


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