シカの仲間のトナカイはアラスカやカナダに住む野生の「カリブー」と北欧やシベリアに住む家畜化された「レインディア」に分かれます。零下50度にも耐えるトナカイは、反面暑さに弱く、元来日本には生息していませんが、北海道にトナカイ牧場があることが判明!現場につくと…トナカイは…あれ?クリスマスソングの「真っ赤なお鼻のトナカイ」じゃない!鼻に毛が生えているではないか!雪の中に鼻をつっこんでエサを探すトナカイは、しもやけにならないように毛が生えているのです!
| 真っ赤なお鼻のトナカイはしもやけになったトナカイだった!
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トナカイが歩くのを聞いていると、なにやらピシピシと音がします。そこで、音が聞こえる足を観察してみると…足跡がシカとは明らかに違う!雪原や氷の上を歩くため、トナカイの足は側蹄という補助のひづめがあり、より多くのひづめでしっかりと身体を支えているのです!
どうしてトナカイは極寒の地である零下50度の世界に住むことができるのでしょうか?そこで、人工気象室で零下50度の世界を作り出し、トナカイの毛皮のコートと普通のウールのコートで耐寒実験にチャレンジしてみます。すると…なんと普通のコートでは部屋の中に1分といられなかったのに対し、トナカイのコートでは20分たっても平気!そこで…ヘアチェックしてみると…なんと、シカの3倍の密度がある上、毛の中に気泡があり、熱を逃がさないのです。
トナカイの特徴のひとつがあの大きなツノ。最初はビロード状の皮膚に被われ、血管などの組織をもつ袋角と呼ばれる角ですが、成長すると組織がなくなり、周りの皮膚も取れて、骨だけの立派な角になります。その後、トナカイのツノは12月までに根元だけを残して全部落ちてしまう!のです。それでは、サンタのソリを引いているあの立派なツノを持ったトナカイはいったい何!?実は、サンタのトナカイは家畜化のために去勢され、ホルモンバランスの狂ったトナカイだったのです!
| サンタのトナカイはニューハーフだった!
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矢野さんの野望は、トナカイのソリに乗ること!練習を繰り返し、ついにその日がやって来た!大雪山のふもと、トナカイをひきつれ、矢野さんが雪原にチャレンジ!100kg近い巨漢、矢野さんが乗ったソリは…走った!さらに、スタジオでは所さんもバーチャルソリを体験!
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