日増しに暖かくなってきた今日この頃、ぱーっと海にでも出かけたくなるような季節ですね。海に行けば、そこには波。永遠に押し寄せる波は不思議でいっぱいです。
そもそも、波はどうやって起こっているのでしょうか?波を人工的に起こしている場所で分かりやすいのが、波のあるプール。そこで、波のあるプールの裏側を拝見!本邦初公開、波を作る装置は単にプールの端で大きな板が上下しているだけなのです!では、波を作る装置のない自然界では波はどのようにして起こっているのでしょうか?そこで実験!風で波は起こるのか?史上初!風の起こる実験水槽にチャレンジ!!いきなり風速15m、台風並の風を発生させると、やはり波も激しくなりました。
波は動いているように見えますが、実は水は移動していません。そこで、波の起こっている水槽の中に、浮きを入れてみると、やはり、浮きは一定の場所で回転運動をしているだけなのです!つまり、波は水が進むのではなく、「ゆらぎ」が伝わっているのです。
波の高くなる場所とはどんな場所なのでしょうか?波の高さとスピードは水深によって変化します。海岸に近づくほど、水深は浅くなり、それに伴って、波のスピードが落ちます。すると、後からくる波がどんどん積み重なり、波は高くなっていくのです。岬の突端などがそれにあてはまります。
島国の日本に特有なのが津波。過去最大でなんと31.5mの津波が観測されています。津波もやはり、浅い海岸に近づくほど高くなり、多大な被害をもたらします。そのパワーは海岸に押し寄せた後、引き波として、根こそぎ家、車、道路などを削ってしまうのです。そこで、そのパワーに矢野さんが挑戦!実験装置の中に入って小さな津波に襲われるのですが・・・なんと、ミニチュアにもかかわらず、津波によって巨体が宙に浮き、沖へとさらわれてしまいます。津波は海底の地震などによって断層が発生した場合、海面にも大きな高低差が生じ、高い波となって押し寄せるのです。 |