目は人間にとってとても大切な器官です。人間は目からなんと外部情報の70%を取り入れているとも言われています。ところが、現代人の目は危機にさらされているというのです!
そもそも、目はいったいどのようにして物を見ることができるのでしょうか?目の仕組みはカメラとよく似ています。レンズの役目をする水晶体によって光が屈折し、フィルムの役目をする目の奥の網膜で一点に交わります。その映像が視神経を通って脳に伝わり、物が見えていると感じるのです。
では、現代人の目を襲っている3大恐怖、なかでも第一の恐怖は、ずばり「ドライアイ」と呼ばれるものです。目が乾くのがドライアイの症状。ドライアイが進むと、目が疲れて充血したり、視力が落ちることもあるのです!そこで、目を使う職業の印刷会社のオペレーターさんをウオッチング!目をよく使う仕事中と、目を余り使わない休憩中との差を見てみました。すると、まばたきする回数が仕事中は著しく少ないのです!つまり、ドライアイは目に涙を供給するまばたきが少なくなるため起こっていたのでした。
第二の恐怖は、「近視」。いまや日本では0.3以下の人が33%もいるのです!近視になるのは、近くばかり見ているからですが、その近くと遠くの差が5mとされています。そこで、実験!頭の上から5mの範囲を映すことができるカメラで、実際に5m以上遠くをどのくらい見ているか見てみましょう。
すると、郊外では5m以内にはほとんど目に入るものがないのに対し、都心ではほとんどのものが5m以内に入ってくるではありませんか!私達は必然的に目が悪くなるような近くばかり見て暮らしているのです。さらに衝撃!アフリカにいたときには6.0だったサンコンさんも、日本の生活の被害に遭い、今ではなんと0.8!になってしまい、眼鏡を愛用しているのです!
第三の恐怖、それは「紫外線」です。これから、太陽の紫外線が強くなる季節ですが、紫外線を浴びると人間の目は一体どうなってしまうのでしょうか?そこで、ブタの水晶体に紫外線を当ててみると……なんと白く濁ってしまう!?それを防ぐにはやはりサングラスが有効です。 |