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挑戦!イルカ泳ごう  #392 97/08/03


 あつーい夏本番!海やプールに出かけて気持ち良く泳ぎたいですね。海の生き物と言えば、人間に親しみのあるのがイルカ。でも、イルカという種はなく、クジラのうち4m以下のものをイルカと呼んでいるのです。

ルカにのって登場する矢野さんとそれを見ている二人  イルカのように泳ぐ野望に燃える矢野さん。まず、10分とも言われているイルカの潜水時間に挑戦!試しにプールに潜ってみると…結果はたったの57秒。これでは先が思いやられます。そこで、オペラ歌手に入門!肺活量が増えるという腹式呼吸をマスター、再度潜りますが、潜水時間は増えず、うまくいきません。そこで潜りの達人海女さんに入門!海女さんはなんと矢野さんの倍近い2分も潜っていられるのです。でも、肺活量ははるかに矢野さんより少ない…海女さんに潜りのコツを尋ねてみると、なんと「慣れ」だというのです!

 潜っている間、肺の空気中の二酸化炭素の量が増えてくると、人間は苦しいと感じるようになりますが、まだまだ十分な酸素が残っているのです。

ポイント苦しささえ我慢できれば、水中により長く潜っていられる!

 次に矢野さんがチャレンジしたのは深く潜ること。重りを持って沈んでみたところ、3mを過ぎるとどうしても耳が痛くなってしまうのです。どうして耳が痛くなるのでししょうか?耳の内側に詰まっている空気と外の水との関係を調べるために、空気だけを入れたペットボトルと水だけを入れたペットボトルをプールに沈めてみました。すると…空気を入れたペットボトルだけが外側の水の水圧に負けてへこんでしまいました。耳の中でも外の水と中の空気の圧力バランスが崩れるため鼓膜に負担がかかるのです。

 加えて、水圧の影響を受けて横隔膜が上に押し上げられ、肺が圧迫されるため、なかなか深く潜ることができません。しかし、同じ肺呼吸のイルカが深く潜ることが出きるのはどうしてでしょうか?実は同じ肺呼吸でも、イルカは横隔膜と肺の接触面積が人間よりもはるかに大きく、水圧の影響をより受けにくいのです。

足ひれを付けてイルカとおよぐ矢野さん
 イルカのように華麗に泳ぐのに欠かせないのが強い推進力。その原動力は尾びれによって産み出されています。そこで矢野さんがチャレンジしたのが大きな一枚の足ひれをつけて身体を大きくくねらせながら泳ぐ、ウエービングという泳ぎ方。必死にもがいてイルカの真似をする矢野さんですが…どうみてもトドにしか見えない…ともかくも、努力の結果、イルカのように泳げるようになった?矢野さん。早速、イルカのいるプールでイルカとのランデブーにチャレンジ!ところが、曲がることが出来ずにイルカに近付けない!



ポイントイルカの真似は出来ても、イルカにはなれない!!


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