秋の風物詩〜といえば、中秋の名月にススキ・・・いろいありますが、その中のひとつがキツネ。昔話でもキツネが登場するのは秋ばかり。理由は分からずとも、どうやら秋と関係の深い動物のようです。
東京近郊のとある町で、その事件は起きました。庭先で飼われていたニワトリ3羽がある夜何者かに連れ去られたのです!そこで、捜査に乗り出したのは矢野刑事(デカ)。早速、囮捜査を決行!3羽のニワトリを小屋に入れ、暗視用ビデオカメラで常に監視です。これで犯人が捉えられるはず。数日後の夜、カメラに映った怪しい姿は・・・なんとキツネ!鮮やかな手口でニワトリを捕らえていきます。
キツネはイヌ科の動物で、タヌキやオオカミの仲間です。ふさふさした大きなしっぽが特徴で、身体を暖めたり、バランスをとるのに役立っています。しかし、イヌ科のキツネにも、おかしな点がひとつあります。それは、瞳孔。まるでネコのようなその瞳孔は、縦に割けているのです。
犯人であるキツネを追う矢野刑事。ニワトリの羽をたどっていくと・・・どうやら裏山に逃げこんだらしいのです。そこで、キツネの専門家とキツネのすみかを探してみます。すると、あっさりキツネの巣穴を発見!山の斜面に掘られたキツネの巣穴は10個以上。いずれも、木の根元に掘られ、崩れにくくなっています。そこで、巣穴に潜む犯人を探すべく新兵器登場!ファイバースコープで、巣穴の中を覗いてみると・・・そこには靴や鳥の羽などが!しかし、キツネは秋までに子育てを終わらせ、巣穴を使用しなくなるので、キツネはいませんでした。
ニワトリをぺろりと平らげたキツネ。試しに油揚げをやってみると・・・これもぺろり。キツネが油揚げを好きだというのはどうやら本当のようです。そこで、恒例!キツネは何が好きかチェック〜!キツネは雑食だと言われているのですが、そんなキツネにも好みはあるはず。肉・魚・野菜・果物などを用意し、どれから先に食べるか見てみます。すると・・・なんと肉やお好み焼きのマヨーネーズが大好物!
| キツネはやっぱり油系の食べ物が大好き! |
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キツネはイヌ科の動物、ということは、イヌのように鼻が良いのか?ということで、エサを土の中に埋め、キツネに探させてみます。すると・・・あっさり発見!冬の雪に覆われた大地からエサを発見するのは、キツネにとって必要な能力なのです。さらに、キツネを良く見てみると、ときおりじゃれるようにしてみせるのが変なジャンプ。キツネはこのジャンプを獲物を捕らえるときだけではなく、猟犬などの敵から逃げるのにも使っているのです。
ニワトリを食べてしまうなど、迷惑千万なキツネ。ところが、そのキツネは作物を荒らすネズミやウサギを食べる益獣だったのです。つまり、秋に役立つキツネは、稲荷神社に祭られ、尊敬される存在だったのです。
| キツネは秋、そして人間との関わりの深い動物だった! |
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