動物園にいる飛べない鳥、それがダチョウ。日本人にはあまり馴染みのないダチョウですが、実は密かに日本で大繁殖しているという事実があったのです!なんと、新しい畜産業として注目されているダチョウ。なんとダチョウ牧場は日本全国で79カ所にも及んでいるのです!
ダチョウは現在世界最大の鳥類で、頭のてっぺんまで2.5m、体重は150kgという巨大な鳥。最高時速70kmで走るのです!その代わり、ダチョウの仲間は走鳥類と呼ばれ
、オーストラリアのエミューやキーウィがいますが、いずれも飛ぶことが出来ません。その秘密を探るべく、骨格標本を見てみると、普通の鳥と大きく異なっているところがありました。それは、羽ばたくのに使う筋肉が付く竜骨突起という骨が胸にないのです。
ダチョウが家畜化されたのは、今から約150年前のこと。実は、最初はその羽が目的でした。ダチョウの羽は軽くて大きく、ショービジネスや上流階級の女性の装飾品としてもてはやされていたのです。その他にも、バッグなどに使われているのがオーストリッチ皮。しかし、現在日本で新たな畜産の目的となっているのが肉。肉質は脂肪分の少ない赤身です。
| ダチョウ肉のたたきはとっても美味! |
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ダチョウは草食動物で、牧場のエサは草と穀物を混ぜたもの。そこで、ダチョウの好きなものをチェック!肉・魚・パン・ポテトチップ・チーズ・チョコレートなど様々な食品を用意、一斉にダチョウに食べさせてみたところ・・・なんと、ほとんどつつくだけで食べずに遊んでいるだけ。その代わり、ダチョウは金属のポールに反応!エサよりも気になるようです。なんとダチョウは光り物が大好きなのです。
ダチョウは70km/hで走ることが出来ますが、それだけではチーターなど、素早い食肉動物のいるアフリカのサバンナでは生きていけません。何か武器があるのでしょうか!?憎まれ役の飼育係の人が暴れん坊ダチョウの柵に近寄っていくと・・・ダチョウが体当たりして来るではありませんか!柵が揺れ、今にも壊れそう!しかし、その時さらにキック攻撃が!犬をも一撃で倒すその攻撃は、10cm四方に4.8トンもの圧力!
| 恐るべしダチョウのキック! そのパワーはプロレスラーのキックの1.6倍! |
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ダチョウの卵は直径およそ20cm。鳥の中で一番大きな卵ですが、実は身体との比率では一番小さな卵なのです。とはいってもその殻の厚さは2〜3mm、所さんが乗っても平気なほど丈夫な卵なのです。
ダチョウのメスはその卵を年間40個ほど産みます。そのうち7割が有精卵で、孵卵器にかけられ、約40日で孵化します。その後は雛として大切に育てられます。残り3割は無精卵で、食用となるのですが・・・そこで、矢野さんが目玉焼きに挑戦!早速、ホットプレートにバターをひいて、卵の殻を割ろうとしても、割れない!実は、包丁の背でガツンガツンと叩き割るのです!苦労して割った後、どろっとホットプレートに広げると、プレートはたちまちいっぱいに。それもそのはずニワトリの卵の25倍なんです。味はちょっと濃いようですが、まさしく卵の味のようです。
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