ここ最近、巷でブームになっているのが、イタリア料理。街のあちこちにイタリア料理店が建ち並び、どこもかしこも大にぎわいなのです。そのイタリア料理に欠かせないのがスパゲティ。やはり麺に慣れ親しんだ日本人には受け入れやすいのでしょうか?
スパゲティの原料は小麦粉です。一方、ソバの原料はソバ粉ですが、うどんやラーメンはスパゲティと同じ小麦粉です。そこで、普段うどんを作る小麦粉でスパゲティを作ってみよう!ということで、イタリア料理店を尋ねると・・・なんと、イタリアではスパゲティは「デュラムセモリナ」という小麦粉100%でしか作ってはいけない!という法律があるらしいのです。でも、デュラムセモリナという小麦粉って普通の小麦粉といったいどう違うの???その違いを見るため、デュラムセモリナの小麦粉で、うどんを打ったりやパンを作ってみたり、最後には天ぷらの衣にしてみたり!小麦を使う日本料理に挑戦です。すると、どれもこれもとてつもなく堅い!小麦粉の種類が違うというだけで、パンはフランスパンより堅く、天ぷらは唐揚げに、うどんはやたらコシがある妙な食べ物になってしまうのです
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| スパゲティの素、デュラムセモリナは世界一堅い小麦粉!
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スパゲティのあのコシを出しているのがデュラムセモリナ小麦の特徴のひとつ。つまり「堅い」小麦だということなんですが、いったいどのくらい堅いのか徹底チェック!他の小麦粉で出来たスパゲティと比べてみると、やはりめちゃくちゃ丈夫。その強さの秘密がグルテンという物質。デュラムセモリナ小麦には、このグルテンがとても多いのです。
スパゲティの秘密を探るため、スパゲティの工場に潜入!すると、デュラムセモリナの粉と水を混ぜ合わせるまではいいのですが、なにやらおもむろにそれを妙なマシーンに入れるではありませんか!しかも、シューっという音とともに空気が抜けて行くではありませんか!なぜスパゲティを作るのに真空状態が必要なのか!?ニュルニュルと生み出されるスパゲティの断面図を見てみると、空気が抜けて密な構造になっているのです。これがグルテンに加えてスパゲティが堅い理由のひとつなんです。
料理ネタといえば、忘れてならないのが魚住アナの「うふふ日記」。なぜか恒例となってしまったうふふ日記がフリフリエプロンとともに再びやってきた!スパゲティは基本的には茹でるだけなのでとっても簡単・・・のハズです。今回の先生はイタリア人のダニエラ先生。先生が言うには、スパゲティを上手く茹でるには、大量の水が必要だといいます。100gのスパゲティになんと2リットルの水!しかし、これが大切。1リットルの水では、最後には焦げてしまいました。余裕の水でスパゲティを踊らせるように茹でるのが良いらしいのです。さらに、ただ時間を計って茹でるだけではなく、ちょっとだけ芯を残すアルデンテ、という茹で加減にするのがポイント。ちょっとずつ断面を観察しながら茹でていき、今度はちゃんとおいしくできました!
| スパゲティをおいしく茹でるには、表示時間より1分短い時間で茹であげるのがポイント!
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