
クロード・モネ《睡蓮》(部分) 1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB
クロード・モネ《睡蓮》(部分) 1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB
モネ晩年の芸術の極致を紹介する「モネ 睡蓮のとき」の展覧会公式カタログです。
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ。一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめてきたその作風は、後年、どう変わっていくのか。ジヴェルニーの終の棲家に造った「水の池」とともに、水と反映の風景に取りつかれた画家の、“印象派を超えた”豊かな展開をたどります。
国内外の研究者による充実のテキストを収録した、読み応えのある一冊です。
表紙のシルバーで箔押しされた展覧会タイトルが、モネの睡蓮の池にきらりと光ります。
目次
・モネ最晩年の作品——水の風景
シルヴィ・カルリエ
・睡蓮が世界を救う——政治と装飾芸術
ジェームズ・H・ルービン
・モネと日本の物語
馬渕明子
・カタログ
1 セーヌ河から睡蓮の池へ
2 水と花々の装飾
3 大装飾画への道
4 交響する色彩
エピローグ さかさまの世界
山枡あおい
・クロード・モネ作《睡蓮、柳の反映》の科学調査——微小破片が語る材料と技法
髙嶋美穂
・モネの連作——展覧会、受容、美術市場
フェリシ・フザン・ド・モープ
・モネの絵画と筆触——水、そして花——
六人部昭典
・関連地図
・関連年譜
・主要参考文献
◆ 価格 3,200円 (税込)
◆ サイズ A4変型(約W220×H260mm)
◆ ページ数 全280ページ