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MUSIC BLOOD

金曜夜11時00分〜11時30分 放送

Def Tech ライヴでは、現在人気再燃中の「My Way」と、新曲「2 Good 2 Be True」を披露

2022.07.23 公開

トークでは、大ヒットの裏で二人が苦しんだ過去ついて、
グループ解散&再結成のいきさつに至るまで幅広く語ります
Def Tech
ライヴでは、現在人気再燃中の「My Way」と、
新曲「
2 Good 2 Be True」を披露

毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークをしつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストはDef Techさんでした。トークでは15年前にヒットした曲がバズっている現状に対する率直な感想から、代表曲「My Way」がヒットした時の気持ち、さらにはグループ解散&再結成のいきさつに至るまで幅広く語っていただきました。ライヴでは現在人気再燃中の「My Way」と、新曲「2 Good 2 Be True」を披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートします!

ゲストはDef Tech。Micro(マイクロ)とShen(シェン)の二人で、2005年に結成。2020年にTHE FIRST TAKEで代表曲「My Way」を披露すると、歴代8位となる3500万回再生以上を記録。この曲が収録されたアルバムの発売は2005年で、売り上げは280万枚以上、国内インディーズの記録を塗り替えた。さらにTikTokではダンスチャレンジ動画が大バズリ。そんな絶賛バズりまくり中のDef TechのMUSIC BLOODとは。

「今日のゲストは2005年曲がリバイバルヒット中ですよ!」と言う田中さんに対し「よく聴いていました」と千葉さんもしみじみ。この曲に対し田中さんは「カラオケでよく歌ってたなあ。最初のラップの部分がぜんぜんわからなかったけど、気にせず歌ってたわ」と、なんとなくみんなが共感できそうなことをさらっと告白し、スタッフの間でも笑いが漏れます。さらにTHE FIRST TAKEの再生数TOP8が表示され、1位の楽曲「猫」を見るにつけなぜか、「『猫』強くない(笑)!?」と絶叫する田中さん。はい、今回もこんな感じでスタートです!

あいさつを終えると「My Way」でヒットした15年前について、Microさんが「当時は24歳で、CDジャケットの撮影など全て含めて制作費3000円くらいでした(笑)」と告白し、MC二人はびっくり。さらに当時アルバムが大ヒットした要因について、Microさんが「当時CDのアルバムの価格が3000円で、アメリカは日本の約半額の10ドルくらいだったんです。だから僕らも1500円で販売して、当時主流だったレンタルを禁止したことで売り上げがあがったんだと思います」と語ります。「かなり戦略的ですが、今回のリバイバルヒットも戦略ですか?」と田中さんが訊くと「そうですね(笑)」とMicroさんは乗っかるも、即座に否定。「これは奇跡のヒットです(笑)。現代ならではのSNSの影響が大きいです。聴く人の世代であったり、15年前と現代の時代性などから、曲の聴こえ方が違うのかな。自分も曲も、ファンの人と一緒に年を重ねるものだと思っていたから、今回のようなヒットは、自分たちにとってもすごく新鮮に感じます」と、率直な気持ちを口にするMicroさん。

そしてTikTokの人気の「My Way」ダンスチャレンジを、MC二人もやってみることに。
Microさんがスマホで撮影をする中、必死で踊る二人。ダンス後「特に手応えがなかったな」と田中さんがこぼすも、改めて映像を見てみんな大爆笑します。

続いての話題は、二人が苦しんだ過去について。大ヒットの裏で、二人の関係は悪化するばかりだったとMicroさんが振り返ります。「本当に仲が悪く、レコーディングになるとだいたい喧嘩になるので、二人が会わないように時間をずらしたりして。二人とも大好きだった”Def Techへの思い”が強すぎて、お互いに押し付けることで苦しめてしまったんです。またアルバムがヒットし、急に大金を手にしたことで二人のエゴがむき出しになったことも険悪になった原因でもあります。あと僕は、一発屋で終わらせたくないからセカンドアルバムはハンパなものは出せないと、ヒットの喜び以上に焦りの気持ちが大きかったです」。Shenさんも「Def Techのおかげで得たものもありましたが、失ったものもある。でもそれも含めて今がある」と語りつつ、「ヒットした時からわがままを言うようになり、関係も悪化しました。そして今ほど日本語と英語を使った意志の疏通ができなかったにも関わらず、お互いに理解しようとしていなかったこともよくなかった。それで母国であるハワイに帰りました」。


2007年に解散。その後Microさんは日本で、Shenさんはハワイでソロ活動をスタートさせます。Microさんが電話をしても、Shenさんは着信拒否。一切連絡をとっていなかったが、Shenさんから突然電話がかかってきたことが再結成のきっかけになったそう。当時のことをMicroさんが語ります。「Shenから『子どもが生まれたからぜひ抱きにきてほしい』って連絡があって、もう『すぐ行きます!』って感じで行きました。4年ぶりにShenと目を合わせまして、そして赤ちゃんを抱っこさせてもらい話をしました。その時にShenの奥さんから『Def Techなんてどうでもいい! 二人の仲もどうでもいい! この子のために歌を歌って!』って言われて、そこから再結成することになりました」

Shenさんも「初めてパパになった瞬間に自分は生まれ変わった気持ちになって、Microに電話しました。ずっと再結成したいという気持ちはどこかにあって、子どものピュアな存在を目の当たりにして、自分は何をやっていたんだと思いました」と、当時の気持ちを言葉にします。

2010年からの再結成後の曲作りについて訊くと「赤ちゃんのために書いた曲だったのですが、とてもスムーズにできました。やっぱりDef Techがいいなって改めて思いました」とShenさんが言うと、Microさんも「しっくりきましたね(笑)。ソロだとどうしてもハーモニーを起こしにくくて声に変化がないけど、Shenの声が重なると声に奥行きが生まれるんです」。

そんな彼らにとってのBLOOD SONGは「My Way」。Microさんは「僕らが20歳くらいに作ったのですが、80歳になった未来の僕らに捧げた曲でもあって、当時みんなを勇気づけられたらいいなと思って作りました。この曲を書いている時は、自分を信じることが大事で、地に足をつけて歩いていくことが大事なんだという思いを込めていましたが、今になってその意味が、なんとなくわかるようになってきました」と、しみじみと語ります。

さらに話題は、Def Techといえば「夏うた」ということで、二人の好きな夏うたについてあげてもらうことに。

MicroさんがあげたのはBENNIE Kさんの「Dreamland」。「僕らの『My Way』がヒットした時に、BENNIE Kの二人がサポートしてくれました。今でこそ女性ラッパーってたくさんいますが、当時ここまで高速ラップをできる女性ラッパーはBENNIE Kだけでした」。
続いてShenさんがあげたのがPharrell Williamsの「Happy」。「とにかくこの曲のパワーがすごいと思います。流行っていた2013年頃はみんなこれで踊っていましたし、自分にとっては憧れの曲でもあります」

さらになぜか千葉さんにとっての夏うたの話題になり、あがったのがNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)さんの「Starships」。「夏に友人と一緒にバリ島に行った時に、この曲を流しながら部屋で踊った思い出があるんです」と話すと、その流れから、どんな感じで踊っていたのか再現することに。ゴリゴリのダンスナンバーにのり、腰をフリつつエネルギッシュに踊る千葉さんを見て、全員が大爆笑します(笑)。

Def Techのお二人が今回披露する二つ目の曲が、新曲「2 Good 2 Be True」。この曲に込めた思いをMicroさんが語ります。「歌詞は、大変な時代を生きている中で必要なメッセージになっています。何度も挫けそうになる心を奮い立たせる、そんな思い伝わると思います」。

そしてお待ちかね、千葉さんによる曲ふりの時間に。Microさんから「夏を感じさせる曲なので、”バリの夏”を思い出しながらお願いします」と、楽しそうにリクエスト。すると先程よりもさらにエネルギッシュに腰をふりながら曲紹介をし、またまた大爆笑。すると「無茶振りしてすみませんでした!お詫びに俺も腰ふっちゃお(笑)!」と、なぜか最後、カメラの前でフリフリするMicroさんなのでした(笑)。

ステージ前に来ると、その雑然とした雰囲気のセットを前に「雑居ビルじゃなかったんですね(笑)」とジョークをかますMicroさん。大きな声で「今日はよろしくお願いします!」とあいさつ。新曲「2 Good 2 Be True」では、アップテンポなメロディーに乗せ、軽快にステップを踏みながら楽しそうにステージを躍動するMicroさんの姿が印象的です。「My Way」では、デビュー当時の15年前の映像を流しながらパフォーマンス。歌う前にお互いにハグをし、深呼吸をしながらテンションを整える姿はデビュー当時と同じ。二人の声が重なる瞬間は、ひとの声を超越した唯一無二の”楽器”を奏でているよう。三台のカメラを駆使して行ったUNCUTの撮影では、ライヴと同じ熱気を醸しつつ、エネルギッシュにアクト。Microさんは「カメラの位置が近くて、いつものライヴより余計に踊っちゃいました」。Shenさんも「毎回フレッシュな気持ちで歌っているけど、今回は特別な撮影スタイルだったこともあって、より新鮮にパフォーマンスができました」と、ご満悦の様子。二人の勇姿はぜひsmash.でご覧ください!

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