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- #137 坂上彩 (リトルベビーハンドブック)
- 2024年5月17日(金)放送
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今日の冒険者は、坂上彩。
小さく生まれた赤ちゃん向けの母子手帳のサブブック「リトルベビーハンドブック」を、神奈川県に導入。
母子手帳ではできなかった、体重・身長の数値を0から記入することができ、それぞれの子どものペースで「できたこと」が記録可能に。
ターニングポイントは、娘を370グラムで出産したこと。
思わず出てきた言葉は…「ごめんね」。
保育器の中で呼吸器をつけた娘と対面し、辛い思いをさせて申し訳ないと自分を責めた。
そんな中、出産前から憧れていた母子手帳によって苦しみが増すことに。
一般的な母子手帳の成長記録は「はい」か「いいえ」の2択。
“目が開いた”“呼吸器が取れた”など、娘にとって大きな歩みとなる出来事が母子手帳の記録では全て「いいえ」になってしまう。
娘の存在を否定されたような気がして悲しくなった。
小さく生まれた赤ちゃんをもつ親たちに自分のような思いをしてほしくないと立ち上がり、「リトルベビーハンドブック」の導入を神奈川県へ要望。導入が決定した。
現在では、情報交換ができる交流会も開催している。
誰もが子育てを楽しんだり、子どもの成長を大切に感じながら過ごせるような社会になってほしい。
ミライはきっと、変えられる。