今日の冒険者は、山下力人。
引越しや隣家との境界問題など、さまざまな事情で育てられなくなった植物を引き取って保管し、希望する人に引き渡す「植物の里親」制度を行なっている。
ターニングポイントは、夫に先立たれ、1人暮らしとなった女性から植木の伐採を依頼されたとき。
ご主人が大切に管理していたため、本当は切りたくなかったが、「しょうがないよね」と言われた。
そこで、自分で持ち帰って育てると伝えると、涙を流して喜んでくれた。
自分がやりたかったことはこれだったんだと、そのとき気がついた。
預かった植物は次の引き取り手へ。
その様子を、元の持ち主にも報告している。
植物の命も人の思いも大切に受け継いでいける、「植物の里親」という文化を世界に広げていきたい。
庭師を、子どもたちが憧れる職業No.1へ。
ミライはきっと、変えられる。