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  • #157 野依祐月(尾張仏具の技術を守る)
  • 2024年10月4日(金)放送
  • 今日の冒険者は、野依祐月。
    仏壇や寺社の装飾に使われる錺金具(かざりかなぐ)を伝統工芸・尾張仏具の技術で製作。
    錺金具には絵柄を彫った時に背景になる部分に丸い粒を敷き詰め、曲線をより良く見せる技法が用いられている。

    ターニングポイントは、仏具の需要が減ったこと。
    仏壇を置く家庭が少なくなり、さらに安価な海外製品が出回ったことで、手彫りの技術への需要が縮小。
    手作りの日本仏具の良さが失われていくことに、危機感ともったいなさを感じた。
    そこで、繊細な技術を生かしたアクセサリーを製作。
    かつてお寺から依頼されていた技法が途絶えないよう、アクセサリーにその技法を取り入れた。

    また、若い世代に尾張仏具の技法を伝えるため、ワークショップを開催。
    尾張仏具の伝統技術を次世代に受け継ぐ人材が不可欠であり、子どもの頃からこの技法に触れることで、将来的に職業の選択肢の一つとして考えてもらえたら。

    ミライはきっと、変えられる。