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  • #161 牧沙緒里(備前焼産地の新たな挑戦)
  • 2024年11月1日(金)放送
  • 今日の冒険者は、牧沙緒里。
    伝統工芸「備前焼」の産地で、リサイクルマグカップを生み出した。
    備前焼を生産する過程でどうしても出てしまう陶器ゴミを細かく砕き、備前の粘土をブレンドして形成する。

    ターニングポイントは、備前焼の窯元を訪れた際に目にした積み重なる陶器のかけら。
    処分場へ持ち込み、埋め立てゴミとして廃棄されると聞き、ショックを受けた。
    彼女が経営するレンガ工場では、廃棄レンガは大事な資源としてリサイクルされている。
    備前焼もレンガと同じ、自然の原料から作られる焼きもの。
    不純物がほとんど含まれていない備前焼ならリサイクルできると信じ、数百回にも及ぶ試作を繰り返し、マグカップを完成させた。

    市内に備前焼の回収ボックスを設置すると、ゴミ処理場への持ち込みはほぼゼロに。

    環境を傷つけない作り方で産地を盛り上げていくため、備前焼の作家さんたちと一緒にこれからも活動していきたい。

    ミライはきっと、変えられる。