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- #171 竹沢むつみ(地域の廃材に新たな価値を)
- 2025年1月10日(金)放送
- 今日の冒険者は、彫金・革作家の竹沢むつみ。
八王子の山間部で害獣駆除として捕獲された鹿や猪の革を使いバッグなどを作っている。
野生で生きてきた動物の革には傷や荒れた部分があるが、そんな傷も組み合わせて模様の一部に。
ターニングポイントは、革を活用したいという猟師さんから相談を受けたこと。
駆除された動物の肉は地域で大切にいただいていたが、革は使い道を見出せずに廃棄されていた。
自分の生まれ育った地域で生きて走っていた動物の、生きた証を形にできたらと、作品に活用する方法を考えた。
端っこの端っこまで使いたいと、小さなハギレも小物へ活用。
さらに、革以外にも地域の「もったいない」を活用しようと、工場から出る廃材を使ってカトラリーレストなどの作品を考案し制作している。
今まで捨てていたものに、ひと手間加えることで新たな価値が生まれていく。
地域の人たちと力を合わせて、取り組みを広げていきたい。
ミライはきっと、変えられる。