#1075 オコワ祭(25/3/23 放送)
愛知県 愛西市 勝幡町
オコワ祭は尾張地方西部に伝承されている行事で、樽や櫃に納められた神饌であるオコワを参詣者たちが激しく奪い合い、五穀豊穣や無病息災を祈願するものです。オコワを入れた容器を壊れるまで神社の石段などに叩きつけ、容器が壊れると、餅状になったオコワを参詣者が奪い合います。かつては尾張西部の数カ所に伝承されていましたが、現在は、愛西市勝幡の勝幡神社と七宝町下之森の八幡社の2カ所に伝承されています。

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■ DIRECTOR'S COMMENT
「勝幡」はあの織田信長生誕の地で、織田家の縁あるところ。もともと「塩畑」という漢字が使われていたものを、縁起の良い「勝」の字を使って「勝幡」に改めたんだそうです。お祭りは保存会の方々が運営されていて、突然の取材にも拘わらず、休憩中にわざわざ飲み物を届けてくれるなど、とても親切にしていただきました。お祭りには子供たちが何十人も参加していて、活気があって、地元の人に愛されているお祭りだという事が、伝わってきました。(鈴木和宣)
■ ACCESS
「名鉄勝幡駅」から「勝幡神社」まで徒歩約10分