#763 『津軽漆器・七々子塗』(19/2/10 放送)
青森県 弘前市
津軽塗は、代表的な4種類の技法(唐塗、七々子塗、錦塗、紋紗塗)を基に作られています。菜種を器に巻き、漆を何度も塗り、磨くことでできる小さな輪紋の集まりが、魚の卵に似ていることから、七々子塗の名がつきました。そんな職人が織りなす七々子塗の作業の音が聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
青森県弘前市の伝統工芸品「津軽漆器・七々子塗」は、4つある技法の1つでその特徴は、菜種を使って模様を出す事です。厳選した菜種を使わないとキレイな丸にならないそうで、選別も重要な作業の1つになります。何度も漆を塗っては乾かし磨く作業の繰り返しで、菜種を使うのは1度だけです。丸い模様はどうやって作るのかと思ったら意外にも小さな種でした。色々な物を使って作る音がまだまだあると実感させられた撮影でした。(亀井清行)
■ ACCESS
新青森駅から弘前市まで車で約1時間