#786 『モンカゲロウの産卵』(19/7/28 放送)
北海道 屈斜路湖
モンカゲロウ(13-17mm)が6月下旬に屈斜路湖などの湖面で一斉に羽化します（羽化は1週間程続く）。湖面に上がって来て、交尾をするために飛び回ります。交尾を終えた後の力尽きた大量のモンカゲロウを狙ってマス などが湖面に上がってきて、「ザブリ、 ザブリ」とモンカゲロウを食べる音がします。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回のモンカゲロウについては、まだまだ面白い話が隠れています。例えば、モンカゲロウは幼虫から亜成虫となるのですが、その際、水面で数秒で羽化します、たった数秒だそうです。また羽化したものは亜成虫となり、葉の裏などで脱皮して成虫となりますが、それがたった１日で行われます。さらに成虫には口が無く、全く飲み食いせずたった3～4日で死んでしまいますなどなど、大変面白い生態です。触覚か？と思っていたら、なぜか上げ続けている前脚だったり。自然はまだまだ知らない事ばかりで、本当に面白いです。（村上宗義）
■ ACCESS
釧路空港から車で約1時30分