#1001 『製本の手丁合』(23/10/8 放送)

東京都 文京区

書籍やノートの製本は通常は機械で順番に揃えていく丁合をするのですが、サイズや 用紙・特殊なデザインなどの理由で、機械でできない場合もあります。そんな時に今でも活躍しているのが、手丁合の職人になります。ページの順に紙の束を並べていき、そこから 1 枚ずつ引き出してていく職人がそれぞれの作業を素早く行う事によって、リズミカルな音が製本場に響きます。

#1001

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回の撮影では老舗の製本工房が作っているノートの製作現場にお邪魔しました。丁合を専門に行う丁合所に、本を糸で綴じる専門の工房など、合計3ヶ所で撮影を行いましたが、初めて見るものばかりで社会科見学をしているような気分になりました。でも手丁合が一番印象的でした。あれほど見ていて気持ちの良い作業は、なかなかないと思います。世の中がどんなに便利になろうとも、手丁合のお母さんには引き続き頑張って頂きたいですね。ちなみにあのノートは「BOOK NOTE」という名前で販売されています。ご興味のある方は渡辺製本株式会社さんのHPをご覧ください。(千葉朋寛)

■ ACCESS

「東京メトロ 日比谷線 三ノ輪駅」から「渡邉製本株式会社」まで徒歩で約10分

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