#1013
『しめ縄作り』(24/1/7 放送)
茨城県 常陸太田市
常陸太田市にある「高齢者生産活動センターさとみ」では毎年11月上旬から、お正月にあわせてのしめ縄を作る作業を行っています。注文は、神社に飾るしめ縄をはじめ、正月に玄関などにつるす家庭用のしめ飾りなどが全国から届き、地域に住む60代から80代の人たちが集まってしめ縄作りをおこないます。材料に使っているわらは自家製で鮮やかな緑色を保つため、穂が付く前の夏場に刈り取り、すぐに乾燥させたものを使用しており、わらを少しずつ加えながらよりあわせていき、最後には余分なわらを切って形を整えて仕上げていきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回お邪魔した常陸太田市の高齢者生産活動センターは、しめ縄作りの最盛期で作業場から溢れるほど施設中にしめ縄が置かれていました。使う餅米の藁は理事長自らが畑で作っているとの事。実がなる前に収穫し乾燥させるのだそうです。そして撮影した太いしめ縄を畳紐でまとめる良い音ですが、これは関東地方ならではなんだそう。それぞれの地方で様々な作り方が受け継がれているようです。さてここで作られたしめ縄ですが、あの有名神社や元旦に物凄い人出となるあの神社にも納められていると聞いて驚きです。初詣でその神社に訪れた時にしめ縄を見て、この風景を想像してしまうのだろうなーと思いました。そして番組の最後に映った神社は、生産センターで作られたしめ縄で、千葉市稲毛区の稲毛浅間神社にご協力頂きました。是非、訪れて見て頂けたらと思います。稲毛浅間神社さま、高齢者生産活動センターの皆さま、本当にありがとうございました。(村上宗義)
■ ACCESS
JR「袋田駅」から「高齢者生産活動センターさとみ」まで車で約30分