#1029
『白川湖の水没林』(24/4/28 放送)
山形県 飯豊町 白川湖
春の訪れとともに大量の雪解け水がダムに流れ込み、満水となった白川湖から新緑のシロヤナギがあたかも水の中から生えているかのような、幻想的な光景を見ることができます。新緑の季節、湖畔には飯豊山の山並みが連なり、美しい若葉を芽吹かせた木々に囲まれた湖面が、空を映して輝きます。早朝、木々に朝霧がかかると、まるで物語の一幕のような風景も見ることができます。湖が満水になっている時期にしか見ることのできない景色です。
■ DIRECTOR'S COMMENT
白川湖は人里から少し離れた山間にあるダム湖。湖畔にはキャンプ場があり、地元のカヌークラブがツアーを行うなど、レジャースポットにもなっています。湖は普段はほとんど水が溜まっておらず、湖底には木も生え、遊歩道もあり林の中を歩く事もできるのですが、雪解け水が流れ込む3月下旬から5月ごろまでの間だけ、湖には水が溜まり、木々が水面から生えたように見える「水没林」が見られます。この水没林の中をカヌーで散歩することもできて、ツアーの初回は早朝なのですが、朝日と朝モヤの水没林は本当に幻想的!。これまで様々な絶景を見てきましたが、その中でも最も感動したといっても過言ではないくらい素晴らしく、是非一度その目でみて欲しい光景です。(鈴木和宣)
■ ACCESS
JR「手ノ子駅」から「白川湖」まで車で約20分