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『三朝温泉の花湯まつり』(24/5/26 放送)
鳥取県 三朝温泉
三朝温泉で毎年5月4日に行われる花湯まつりの陣所（大綱引き）は、国の重要無形民俗文化財。藤カズラのみを材料に、巨大な雌綱と雄綱を作り、結合させ東西に分かれて引き合う勇壮な伝統行事です。綱は1本約60m、重さ約2tにも及び、前日に一日がかりで作ります。三朝温泉街を東西に分ける場所に「縁門」を作り、当日の夜、そこへ綱をドシンドシンと地面に打ちつけながら引き出します。「東が勝てば豊作、西が勝てば商売繁盛」といわれています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
三朝温泉はカジカガエルでも有名な温泉地。綱絡み（綱を作る）日も陣所の日も、カジカガエルの声が聞こえてきて風情がありました。綱絡みの日は、路地が一面藤カズラだらけで、あまり見ない不思議な光景でした。陣所の後、使い終わった綱は細かく切られ、縁起物として参加者や見学者が持ち帰るそうです。私も綺麗なものを抜粋し、持ち帰りました。良いことがありますように！（森野 好）
■ ACCESS
「倉吉駅」から「三朝温泉街」まで車で約15分