#1034
『ニガタケ採り』(24/6/2 放送)
鹿児島県 種子島
ニガタケとは鹿児島県・種子島特産のタケノコのことです。全国ではリュウキュウチクと言われ、アクが強くて食べないのですが、自然環境が生み出す種子島のリュウキュウチクはニガタケ(苦竹)と呼ばれ、苦みが全くなくアク抜きの必要もありません。癖が無いのでタケノコというよりも、アスパラガス感覚のシャッキシャキな食感が楽しめ、なかなか市場には出回らない、島民に愛された希少なタケノコになります。
■ DIRECTOR'S COMMENT
タケノコというと、長さ30センチくらいのものを想像していたのですが、現場で実際のニガタケを見たら、なんと長さ約1m!さらに採り方も土を掘るのではなく、密集した株をかき分けて見つけだし折るという、想像していたものと全く違っていておどろかされました。種ケ島の人たちに愛されているこのニガタケ、これまではほとんど家庭で消費され、商品として流通することはなかったそうですが、最近は少しですが、地元のお店が取り扱うようになっていて、ふるさと納税の返礼品などとして島外でも手に入れる事ができるそうです。撮影後、ニガタケを少し頂いたので、味噌汁や天麩羅にして食べたのですが、ほんのり甘い、優しいタケノコの味と、柔らかいようで、サクッとした何とも言えない食感が最高でした。(鈴木和宣)
■ ACCESS
「種子島空港」から「浜島商店」まで車で約10分 ※ニガタケ取り扱い店