#1043
『樟脳作り』(24/8/4 放送)
福岡県 みやま市
樟脳は、クスノキから作られる防虫剤。内野樟脳は、日本に残る最古の樟脳工場で土佐式製造法を改良した独自の製法で「天然樟脳」を作り続けています。最初にクスノキを木のチップに切り出し、大きな蒸し器で丸一日蒸します。蒸し器から出る蒸気は、パイプを通して冷却槽に入り、樟脳オイルと樟脳の結晶ができます。天然樟脳は、福岡県の伝統工芸指定特産品でもあります。現在は5代目の内野和代さんが天然樟脳作りの独自の製法を守っています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回は、「内野樟脳」さんの工場で撮影をさせて頂きました。私自身『樟脳』にあまり馴染みがありませんでしたが、クスノキの天然樟脳の匂いは、昔懐かしいおばあちゃんの家のタンスの匂いという感じ。クスノキが、こんな白い結晶になるなんて、ちょっと不思議ですが、製造工程は難しそうに見えて、結構シンプルな製法だなと思いました!(森野好)
■ ACCESS
「博多駅」から「内野樟脳」まで車で約1時間