#1054 『高山本線の音風景』(24/10/20 放送)

JR高山本線(岐阜駅~富山駅)

1934年に開通した高山本線は、2024年で全通90周年を迎えました。高山本線は、岐阜市の岐阜駅を起点に、岐阜県内の美濃・飛騨を縦断して富山県富山市の富山駅へと至るJRの鉄道路線です。1919年に岐阜駅を起点にして高山に向かう路線(高山線)の工事がスタート、その後、1924年には富山駅を起点に高山へ向かう線路(飛越線)を作る工事が始まりました。高山本線全体で鉄橋は184か所、トンネルは60か所あり(開通当時)今も飛騨各地に残る渓谷沿いの鉄橋や1,000mを超える長いトンネルは、当時の工事で建設されたものになります。工事開始から約15年の歳月が経った1934年、岐阜方面からの高山線と富山方面からの飛越線がつながり、飛騨を縦貫する鉄道・高山本線が全通しました。

#1054

■ DIRECTOR'S COMMENT

今年で開通90周年の高山本線。線路は川に沿っているエリアが多く、レトロな趣の鉄橋など列車の撮影スポットがたくさんありました。秋には山々が紅く色付き、より美しい景色を見せてくれるそうです。沿線には下呂温泉、高山など人気観光地があり、外国人観光客の姿も多く見られました。開業時はSLでしたが、今では最新のハイブリッド特急が走り、広い窓の車内から景色を堪能しながらの旅が楽しめます。(鈴木和宣)

■ ACCESS

JR高山本線(岐阜駅~富山駅)

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