#1064 『指ハブ作り』(25/1/5 放送)

沖縄県 竹富町 黒島

指ハブは、八重山地方に伝わる郷土玩具。ハブグワァーとも呼ばれます。八重山で採れるクロツグなどの葉で編まれており、ハブの口に指を入れて引き抜こうとすると、キュッと締まり抜けなくなる仕組みのおもちゃ。「無理矢理 物事をすすめても上手くいかない」という教訓が含まれています。黒島ではかつて植物の葉で生活道具を作っており、作業のいたずらをされないように子供に指ハブを作って遊ばせていました。

#1064

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は、『黒島ビジターセンター』さんに撮影のご協力を頂きました。マーニを刈り取るところから撮影をさせて頂きましたが、葉っぱっぽい状態のものを刈り取るのかと思いきや、マーニの新芽は真っ直ぐにのびた棒状になっており、予想外の形でした。これを乾燥させると開いてくるのだとか。作業机の下に終始いる猫ちゃんにも癒されつつ、指ハブ作業はわずか数分程で完成。素朴ですが、作りはとてもしっかりしています。(森野好)

■ ACCESS

「石垣島」から「黒島」までフェリーで約30分

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