#1065 『オンネトーの不思議な音』(25/1/12 放送)

北海道 阿寒摩周国立公園 オンネトー

阿寒魔州国立公園の最西端にあり、秘湖とも呼ばれる「オンネトー」。「オンネトー」とは、アイヌ語で「年老いた沼」という意味だそうです。お隣の阿寒湖より標高が少し高いため、阿寒湖より早く11月末~12月頭にかけて凍り始めます。どこからともなく聞こえてくるこの音は、詳しいメカニズムははっきりしていませんが湖にはった薄氷が膨張や収縮をする時に出る音だといわれています。

#1065

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は専門のガイドさんについてもらい氷が安全な厚みになった12月中旬に撮影しました。北海道でも雪が少ない場所とはいえ、マイナス15度にもなる環境だったため防寒フル装備、カメラも予備を用意するなどかなりの準備を要しました。いつ音がするのか誰にも予測ができないため、じっと耐えて音を待ちました。美しい自然の中で聴くインベーダーゲームのような音はなんとも不思議で、時には地震かと思うほど足元の氷が振動することもあり、自然の雄大さを感じました。※個人で氷の上に乗るのは大変危険なのでガイドツアーなどへの参加が推奨されています(島袋みさと)

■ ACCESS

「釧路空港」から「オンネトー」まで車で約2時間

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