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お伽草子 東京編

2004年10月~2005年3月 放送
ストーリー

第一幕~第十三幕はこちら

 

第十四幕「東京」

山手線に二ヶ所しかない踏み切りの取材に行くことになったヒカルと綱。終電も終わった深夜、鳴るはずのない遮断機の警報が鳴り響く。そしてヒカルは、そこで行方不明の兄の姿を目撃することになるのだった。
今、ヒカルの身の回りで、数奇なる運命の歯車が回り出す。

 

第十五幕「新宿」

兄の残した、何枚もの不可思議な写真。そのうちの一つに、水没する新宿都庁を捉えた1枚があった。この写真に兄の失踪が関係しているのではないかと、綱に相談するヒカル。
しかし、ヒカルの身を案じる綱と口論になり、ヒカルは家を飛び出してしまうが…

 

第十六幕「芝公園」

あいも変わらず家賃の支払いに追われる綱。そんな綱の取材を手伝うため、芝公園を訪れたヒカル。強引に2人について来る金太郎。
3人で登った東京タワーの展望台で覗いた望遠鏡の向こうに映る思いもかけない光景に、ヒカルは驚愕するのだった。

 

第十七幕「後楽園」

ボクシングの観戦に、後楽園ホールにやって来た貞光、金太郎、そしてヒカル。
生まれて初めて見た試合に興奮気味の金太郎を連れてトイレに立った貞光は、階段の壁面に落書かれた、トーナメント表の中に見つけた、ある落書きを見てその場に凍りつくのだった。

 

第十八幕「上野」

蓮の花咲く漆黒の水面を炎が走る。季節はずれに咲き誇る、桜の木々も炎に包まれ、上野の森に火の手が上がる。
足に、服に、指に、自分の体を覆いつくす炎をどうする事も出来ず、夜のしじまにヒカルの悲鳴が響くのだった。

 

第十九幕「渋谷」

渋谷駅に現れるという白い犬。忠犬ハチ公の幽霊化とも噂さされる、この怪奇現象の取材に渋谷駅東口バスロータリーに来たヒカル。
兄の情報を持っていると思われるコートの男を見かけて追うが、とある神社の前でその姿を見失う。

 

第二十幕「麻布」

ヒカルに内緒で、不審な行動をとり続ける綱。
珍しくもスーツ姿で外出した綱を怪しむヒカルに、「女だな」そう断言する貞光。貞光に言われるままに綱の跡をつけ、綱の必死な様子を垣間見たヒカルはある決意を固めるのだった。

 

第二十一幕「池袋」

綱の誕生日。日頃の綱に感謝して、腕を振るって料理を作って待つヒカル。
しかし、一晩たっても綱は戻らず、連絡もない。
不安に駆られたヒカルは、綱の足跡を追って池袋までくるが、突然、身も知らぬ人物から声を掛けられる。

 

第二十二幕「大久保」

蘇った記憶に思い悩み、綱たちを巻き込んでしまうのではないかと恐れるヒカル。
一方、池袋での不可解な出来事を思い返した綱の脳裏には、万世橋での1件以来、ヒカルがとった様々な行動が過るのだった。

 

第二十三幕「丸ノ内」

雪の降り積もる東京駅丸の内駅舎。
地震によって電車が不通となり、人々の避難が始まる中、東京駅の奥を目指してひた走るヒカルたち。しかし、一刻の猶予も無いこの時に、行く手を遮るような出来事が次々と起こり始める。

 

第二十四幕「万世橋」

東京駅のホームに立つヒカル。
身の危険も顧みず自分を助けてくれた綱たちを、そして自分が生まれ育った『東京』という街を助けたい。
その強い思いを胸に秘め、因果の始まりの場所へと、足を踏み出すのだった。

 

第二十五幕「鬼門」

卜部は、トラクマと共にある病院を訪れる。そこではある少女が原因不明の病に冒されていた。少女をじっと見つめるトラクマ。その様子からトラクマの心情を察した卜部は少女のために病院の旧病棟に潜入することを決意するが…

 

第二十六幕「都」

都内のとある公園。園内のベンチに座り、本を片手にひたすらに東京という街の移り変わりを見つめてきた一人の風変わりな老人がいた。時の流れ、そして街の歴史についてとうとうと語る老人に、万歳楽はいつしか強く惹きつけられていく。

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