山形県・尾花沢市。慶臣くんのお宅は山形ブランドの“六沢大根”を作っている農家です。慶臣くんが種まきから手伝い、はじめて一緒に育てた大根はそろそろ収穫時期。今日は芋煮会をするので、近くの畑に里芋と大根を取りに行くおつかいです。 大人が使う大きな一輪車を一生懸命押して、さあ出発!大根畑に到着すると、お父さんに教えてもらったように、慶臣くんのひざの高さまである大根を探します。その目は真剣そのもの。どれにしようか…時間をかけて立派な大根を選ぶ慶臣くん。頼まれていたのは5本だったのに…あれ?気づけば大量の大根が…!重くなった一輪車を押して、無事家に帰れるでしょうか…?
山奥の村のさらに山奥にある集落、長野県・大鹿村。子どもが減ってきたこの村で、2歳6か月の咲也香ちゃんはみんなの人気者。坂道の多いこの村で、隣のお宅にお母さん手作りのいちごジャムを届けるおつかいです。 「心配しないで」と大人みたいな口ぶりで家を出発した咲也香ちゃん。しかし…坂道を少し進むと突然「おかあさ~ん、どこ~?」と泣き出してしまいました。さっきの勢いはどこへ?これはなかなか出発できないな…とスタッフが思っていたら…。あるひょんなことから、咲也香ちゃん、気持ちを切り替えて出発する気になるんです。お母さんはすかさず、咲也香ちゃんのお気に入りのアイテムを渡して、再出発です!
広島県・江田島市。工作好きのお母さんは、妹・明咲ちゃん(2歳11か月)のためにダンボールで机を作ることにしました。何かと自分でやりたがるようになった快音くん(4歳8か月)としっかり者の妹・明咲ちゃんの2人が、この机の材料集めのため、おつかいに行くことになりました。 お店に着いたふたりは余裕の顔。するとお兄ちゃんの視界に入ってきたのは、アイスのケース…!食べたい、でも怒られるかも…。お兄ちゃん、ケースの前でうろうろしながら迷います。誘惑に負けず、おつかい達成できるでしょうか?
おつかいの天才が現れました!まだ2歳11か月の陽太くん。なんと最近自分で「大人になったから…」って言うようになったんです。その理由は…2か月前に妹が生まれたから。お母さんは、図書館に借りていた絵本を返し、新しい絵本を借りるおつかいを頼むことにしました。ついでにお茶屋さんで茶葉を、そして大好きな妹のために靴下をお願いされました。 小雨が降る中、黄色いカッパを着て外へ出ます。大人に会えば、通行人にもスタッフにもちゃんと「こんにちは!」と自分から挨拶をします。…だって陽太くんは大人ですから!頼まれたものは全部分かっています。迷うことなく突き進む2歳11か月、“大人”のおつかいです。
瀬戸内海・家島諸島のひとつ、坊勢島。天然の漁場に恵まれ、漁業が盛んな活気ある島。 兄と妹が、漁が終わったお父さんの船までおつかいに出かけます。お母さんが見送るいつもの風景。でも、お母さんの表情はいつもと違います。子供たちが遠く、小さくなった頃。 お母さんの目からは大粒の涙が出てきました。お兄ちゃんには持病があることが、9か月前に知らされていたのです。お母さんもお父さんもさんざん悩んだ挙句の「はじめての おつかい」。家のある港から、山を越えて反対側の港へ行きます。距離はそれほどでもありませんが、坂を上って下ってのお兄ちゃんにとってはつらい道のり、でもこれが 出来なければ4月からの幼稚園に通うことはできません。お兄ちゃんは涙をこらえ、何度も休み、そして3歳の妹に励まされ、おつかいをやり遂げるんです。 ずっと支えてくれていた妹が、最後の最後、家の近くで「ママ~!」と泣き叫び動けなくなったとき、それを支えたのは紛れもなく一回り大きくなったお兄ちゃんでした。
兵庫県・姫路市。彩実ちゃん(3歳6か月)のおつかいの日がきました。神社でお父さんのバイクのお守りを買って、酒屋さんで地元名物の“かす汁”を作るための酒かすを買い、そしてついでにおいしいかす汁の作り方を聞いてくるおつかいです。 酒屋さんに着くと、かす汁用のやわらかい酒かすを頼みました。あとは「おいしいかす汁の 作り方」を聞くだけです。けれど彩実ちゃん、「酒かすはどうやって作りますか?」と聞いてしまうんです。専門分野を聞かれたお店の杜氏兼社長はすっかり気合いが入り、普段は 見学者お断りの酒蔵の奥の奥へと案内。マニアックな酒造りの技を教えてもらうこととなりました。真剣なふたりの会話に、笑いのこぼれる楽しいおつかいです。
ほかにもたくさんのストーリーが登場します!