千葉雄大が主演を務める連続ドラマ『プリティが多すぎる』（全10話）が、日本テレビにて10月18日（木）の深夜24時59分から、放送スタートすることが発表された。

また日本の放送開始に先駆けて、フランス・カンヌで世界最大級の国際映像コンテンツ見本市『MIPCOM』において、本ドラマのワールドプレミアが行われることも併せて発表となった。在京民放キー局制作ドラマの、MIPCOMでのワールドプレミア開催は初めてとなる。現地時間10月16日（火）の昼にカンヌで開催されるこのワールドプレミアには、主演の千葉雄大も舞台挨拶に登壇するほか、前夜に行われるレッドカーペットにも登場する予定だ。

なお、本作品は、日本だけではなく、韓国、台湾、カンボジア、香港、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ含む9つの国と地域で、同時期放送（※）されることも発表。世界が注目する「ジャパニーズ・カワイイ」ドラマが海を超える（※1週間以内の同時期放送。配信も含む）。

本作品は、大崎梢氏の同名小説が原作。大手出版社で働く入社3年目の文芸編集部のエース、新見佳孝（にいみ・よしたか）が、突如「原宿系ファッション誌」に異動するところからスタート。突然「プリティ満載」の職場に放り込まれてドン引きする主人公。最初はふて腐れていたが、徐々に「カワイイ」という文化に本気で取り組むことを決意する。 「自分の居場所はここじゃない」と思いながらも、一生懸命働いている多くの人に、前を向いて生きようと思ってもらえるような「お仕事ドラマ」である。

ここまで世界進出を決めたポイントは、このドラマが「ジャパニーズ・カワイイ」に焦点を当てているところだ。
今や世界の共通語にもなっている「KAWAII」が本編のいたるところに満載となっている。

千葉雄大は、
「『プリティが多すぎる』…タイトルから想像すると、『あ、また千葉が年甲斐もなくぶりっ子するドラマか』と感じる方もいらっしゃるのかなぁ、なんて勝手に想像してしまったりするのですが、今回僕が演じる新見佳孝は、カワイイを全く理解できない堅物な野心家です。文芸編集者のエリートとして働いていたところ、突然、ティーンファッション誌へ異動することになり、葛藤しながらも成長していく役どころです。この役を演るにあたって、『働く』ということについて深く考えました。自分が望んだ職に就けた人はどれくらいいるだろう。その望んだ職に就いたとしても、思い描いていた環境で働いている人はどれくらいいるだろう。何れにしても、みんな何かを我慢したり、理不尽な局面にぶち当たったり、それでもなんとか自分の爪痕を残して、次に進んで行こうとする。そして、一人では決して成し得ない壁にもぶつかる。振り返ると仲間がいる。そんなお仕事ドラマだと思っています。原宿を舞台に繰り広げられるキラキラしたカワイイを作る人たちの泥臭い生き様をご覧ください」とコメント。

また本作品がアジアで同時期放送されることについては、
「お芝居する上では、何一つ変わらないのですが、宣伝コメントを撮影させていただく際に、中国語と英語でさせていただく機会があったので、その時はグローバルな雰囲気を感じました。とはいえ、国を超えてご覧いただけることは素直に嬉しいです。原宿という世界各国からたくさんの方がいらっしゃる街並みで撮影出来たので、その景観も楽しんでいただけると思いますし、『KAWAII』という日本のカルチャーの裏側を観ていただけるのも魅力かと思います」と語った。

世界を股にかける「ジャパニーズ・カワイイ」と千葉雄大に注目だ。

◆番組プロデューサー 小田玲奈コメント
今や世界共通語である「KAWAII（カワイイ）」。
せっかく海外に向けてドラマを作るのならば、日本が誇るものを題材にしたいと思い、「カワイイ」を全力で作る人たちのお仕事ドラマを制作することにしました。
舞台はカワイイの聖地・原宿。全編に渡って大賑わいの街中でロケを敢行！
「竹下通り」はもちろん「W♡C」「カワイイモンスターカフェ」…実在する人気スポットが続々登場。
海外の視聴者に「原宿行ってみたい！」と思っていただけたら大成功です。
主役を演じるのは、千葉雄大さん。自分がAPだった頃、若手の俳優として現場にいた千葉さん。
お互いに大先輩たちに憧れながら、「一緒に出世しようね」と誓い合った仲！
千葉さん主演の連ドラを作ることを目標にしてきたので今回実現出来て、とても嬉しいです。
久しぶりに再会した千葉さんは、表情がシャープになっていて、思わずドキッ…。
働く男の色気さえ感じるオトナな千葉雄大のお仕事ドラマ、どうぞご期待ください！

◆『MIPCOM』とは
本作品のワールドプレミアが開催される『MIPCOM』は、リード・ミデム社が主催・運営する世界最大規模の国際映像コンテンツ見本市。今年度はフランス・カンヌで2018年10月15日（月）から18日（木）まで開催される。昨年度の『MIPCOM』では世界110カ国から4700社、1万3000人以上が参加したように、世界各国の放送局・映像コンテンツ制作会社と、またコンテンツを購入する放送・配信事業主（バイヤー）、さらには共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結する一大イベントとなっている。
写真は2017年度の『MIPCOM』会場の様子。