日本一家庭料理がうまい女性決定戦!レシピの女王 超一流シェフ達があなたのレシピを審査

レシピ紹介

最終予選

山本 友理さん 和歌山県・主婦

「まるごと冬瓜!夏旨!つけめん」

皮も種もワタも実も余す事なくぜ〜んぶ使った新冬瓜料理です!!

材料

●冬瓜グリーン麺
茶そば(200g)
冬瓜の皮(1/2個分)

●プリッと海老の冬瓜巻き
足赤海老(4尾) 
冬瓜スライス(8枚) 
抹茶塩(少量)
揚げ油(こめ油 適量)

●冬瓜翡翠煮 梅風味
冬瓜(300g)
〈だし汁の材料〉
水(1200cc)
だしパック(2袋)
足赤海老殻(8尾分)
昆布(10cm角1枚) 
だしの素(小さじ2)
湯浅白だし醤油(50cc)
みりん(大さじ2)
砂糖(大さじ1)
塩(小さじ1/2)
足赤海老(4尾)
梅肉(少量)

●バラ冬瓜
冬瓜(150g)
蜜柑蜂蜜(大さじ2)
レモン汁(大さじ1)
生ハム(4)枚

●冬瓜香ばし種
冬瓜の種(適量) 
ごま油(適量)
塩(少量)

●付け合せ野菜
フリルレタス・みょうが・大葉(いずれも適量)
 
≪つけダレ≫
●ピリッと海老醤油味
翡翠煮のだし汁(半分 海老の身入り) 
〈A〉
オイスターソース(大さじ1)               
塩(小さじ1/2)
ごま油(大さじ1)
柚こしょう(大さじ2) 
抹茶(大さじ1)
 
冬瓜わた片栗(大さじ3)
大葉(7枚)

●さわやか和歌山梅トマト味
翡翠煮のだし汁(半分 海老なし) 
トマト(中 2個)
〈B〉
蜜柑蜂蜜(大さじ3)
梅肉(大さじ2)

冬瓜わた片栗(大さじ3)

作り方

【手順1】
冬瓜グリーン麺をつくります。冬瓜の皮を薄くむき、細切りにします。鍋にたっぷりの湯を沸かし、3分程茹でます。冬瓜の皮は取り出さず、そのまま茶そばを5分程茹でます。ザルにあけ、水洗いし冷やします。

【手順2】
プリッと海老の冬瓜巻きを作ります。冬瓜をスライスし、160度のこめ油で揚げ、ペーパータオルで油を拭き取ります。片面に抹茶塩を振ります。塩焼きした足赤海老を一口大に切り、冬瓜でくるっと巻きます。

【手順3】
冬瓜翡翠煮 梅風味を作ります。冬瓜を3cm程の厚さにスライスし、フォークで穴をブツブツあけます。一口大に切り、160度のこめ油で揚げます。ペーパータオルで油を拭き取り、だし汁の材料で7分程煮ます。ボウルにだし汁と共に取り出し、冷蔵庫で冷たく冷やします。仕上げに梅肉をのせます。
   
【手順4】
バラ冬瓜を作ります。冬瓜を4cm程の厚さに切り、スライサーで繊維に直角にスライスします。塩を振り、しんなりとしてきたら、塩気を洗い流します。よく絞り、蜜柑蜂蜜とレモン汁で味付けします。蜂蜜レモン冬瓜を生ハムにはりつけ、バラのようにくるっと巻いて仕上げます。

【手順5】
冬瓜わた片栗を作ります。冬瓜のわた(1/4個分)をフードプロセッサーにかけて片栗粉(分量外 大さじ4)を加えよく混ぜ合わせます。

【手順6】
冬瓜香ばし種をつくります。冬瓜の種を、耐熱皿に入れ電子レンジで3分程加熱します。フライパンに入れ、ごま油でカリッと炒め、塩を振ります。

【手順7】
つけダレの〈ピリッと海老醤油味〉を作ります。翡翠煮のだし汁の半分(海老の身入り)を、〈A〉で味付けし、冬瓜わた片栗でとろみを付けます。仕上げに、大葉のみじん切りを加え、冷やします。

【手順8】
つけダレの〈さわやか和歌山梅トマト味〉を作ります。翡翠煮のだし汁の残りの半分を、フードプロセッサーにかけたトマトと、〈B〉で味付けします。冬瓜わた片栗でとろみを付け冷やします。

【手順8】
冬瓜をくり抜いて作った器に、(1)、(2)、(3)、(4)、付け合せの野菜を盛り付けます。(6)、(7)、(8)などを添えたら出来上がりです。

◆電子レンジの加熱時間は種類やワット数など、そのほか様々な条件によって異なりますので、ご使用の電子レンジの取り扱い説明書を必ず参考にしてください。また取り出す際には熱いので十分注意してください。

今回最終予選ではこれからの季節にピッタリ、冬瓜を余す事なくすべて活用し、冷たい麺料理で挑戦してくれた山本さん。このレシピの女王にこんな想いで挑戦してくれていました。

〈ご本人による作文〉
私の名前「友理」は、今日も応援に来てくれている母と、亡き父が付けてくれた名前です。ゆりの漢字は友達の「友」に、料理の「理」です。その字の通り、私のまわりには、たくさんの友人、大切な家族がいてくれ、そして本当にお料理が大好きです。レシピの女王への出場を機に、父を亡くしてふさぎ込む母を、私ががんばる姿で元気づけられたら・・・との思いが膨らんできました。父は、農業一筋で元気な人でしたが、突然の病気で他界。父に頼り切っていた母は、看病疲れで体調も思わしくなく、沈みがちになりました。私たちの前では、気丈に明るく振舞っていますが、父の畑へ行っては、父を思い出し泣いていること・・・私は気付いていました。そんな母を、元気づけたい!!父との思い出を、涙ではなく、笑顔で思い出せるようになってほしい…
そう思いながら…ここまできました。そして、家庭料理とは何だろう?と、原点から考えました。家族が幸せに!!笑顔で過ごせる!!健康でくらせる!!それが私の家庭料理です。家庭料理と家族の大切さに再び気づかせてくれた「レシピの女王」に感謝し、最後まで、私らしくやり抜きます。料理が好きで、本当によかった…
私の幸せを料理に込めてお届けします。父と母が付けてくれた名前に恥じないように…


山本さんのお料理、そして明るい人柄には多くの人を引きつけるパワーがありました。二次予選、そして最終予選共に調理審査後にはライバルでありながらも出場者が「試食させてください!」と山本さんのまわりに集まって試食会が行われる程。残念ながら最終予選にて敗退となってしまいましたが、天国のお父さんも今までの山本さんの活躍を見て、喜んでいたことと思います。これからも料理を通じ、ご家族はもちろんのこと、多くの人々を幸せな気持ちにさせてください!

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