松尾 絢子さん 埼玉県・料理教室講師
「蟹のスフレのせ炒飯 生姜香る餡にくぐらせて」
スープ仕立ての餡に浸して食べるふわふわっのスフレのせ炒飯です!
ご飯(300g)
桜えび(20g)
白ごま(大さじ3)
卵(4個 2個…炒飯・スープ用 2個…スフレ用)
レタス(2~3枚)
〈A〉
塩(小さじ1/2)
こしょう(少量)
バター(20g)
小麦粉(大さじ1と1/2)
牛乳(150cc)
蟹缶(1缶…120g)
小口ねぎ(4本)
とろけるチーズ(50g)
白ペッパー(少量)
塩(少量)
レモン汁(少量)
〈トッピング〉
トマト(1個)
搾菜(大さじ1)
香菜(2〜3本)
黒酢(小さじ2)
ごま油(小さじ1)
ねぎ(1本)
生姜千切り(大さじ1)
酒(大さじ2)
水(500cc)
顆粒鶏がらスープの素(大さじ1と1/2)
水溶き片栗粉(片栗粉、水共に大さじ2)
ごま油(適量)
しょう油(小さじ1)
【手順1】
桜えび、白ごまを乾煎りし取り出しておきます。レタスは3cm幅に細切りし、小ねぎは小口切りにします。ご飯は温め卵黄2個分を混ぜ合わせておきます。
※卵白はスープに使うのでとっておいてください
【手順2】
フライパンにサラダ油を熱し、(1)のご飯をパラパラになるように炒め、桜えび、白ごまを加え、〈A〉で味付けします。レタスを加えひと混ぜしたら火を止めてサラダ油(分量外)を薄く塗ったココットの高さの半分程度詰めておきます。
【手順3】
大きめの耐熱容器にバター、小麦粉を入れ電子レンジで40秒程加熱します。泡だて器でよく混ぜ牛乳を少しずつダマにならないように加えます。再び電子レンジで2分30秒程加熱します。
【手順4】
(3)が熱いうちにすぐにとろけるチーズを加え、よく混ぜ合わせます。小口ねぎ、蟹の身をトッピング分だけ残して加え、卵黄、白こしょうを入れて、さらによく混ぜ合わせます。※卵白はメレンゲで使うので大きめのボウルにとっておいてください。
【手順5】
(4)の卵白に塩、レモン汁を加え10分立てにします。
【手順6】 (4)にメレンゲを3回くらいに分けて加え、そのつど泡が消えないように混ぜ合わせます。(2)のココットにこぼれないように注ぎ、残りの蟹の身をトッピングします。
【手順7】
天板にココットを並べ、お湯をはり予熱した200℃のオーブンで13分程湯銭焼きします。
【手順8】
トッピングを作ります。トマトは輪切りにし種を抜いて小さくカット切ります。搾菜、香菜をみじん切りにし、トマトと和えます。煮詰めた黒酢、ごま油を加え、混ぜ合わせておきます。
【手順9】
スープを作ります。ねぎを3㎝幅に切り、周りの部分は千切りにして水にさらし白髪ねぎにします。中心部分は細かく刻みます。
【手順10】
生姜を千切りにし、小鍋にサラダ油を熱し香りがでるまで炒めます。酒、蟹缶の汁、
顆粒鶏がらスープの素、しょう油、(9)の刻んだねぎ、水を加え煮立たせます。
【手順11】
(10)の火を一旦止め、水溶き片栗粉でとろみを付けたら再び火をつけ、(1)の卵白を流し入れます。煮立ったら椀によそい白髪ねぎをのせます。別の鍋で熱しておいた、ごま油を白髪ねぎの上に回しかけます。
【手順12】
(7)、(8)、(11)をプレートにのせたら出来上がりです。スフレと炒飯をスープにくぐらせて頂きます。トッピングのトマトを混ぜるとまた一味違った味わいになります。
◆オーブン電子レンジの加熱時間は種類やワット数など、そのほか様々な条件によって異なりますので、ご使用の電子レンジの取り扱い説明書を必ず参考にしてください。また取り出す際には熱いので十分注意してください。
リベンジ組、そしてさらには敗者復活で勝ち上がった松尾さん。他の出場者とは違った負けられない想いを語ってくれました。
〈ご本人による作文〉
私がレシピの女王に出会ったのは、去年のシーズン1。主人の母がプリントアウトしてきた1枚の用紙。「あやちゃんこれ応募してみたら?」そこから私のお料理人生は大きく変わりました。今更ですが去年はこの大会の大きさを知らず、いざ始まってみると、調理審査の雰囲気、皆さんの真剣さ、自分の認識の甘さと浅さに、今すぐ横浜から逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。今でもこのことは鮮明に思い出せる苦い思い出です。そして、その時思ったことは「絶対にリベンジする!」その思いで、なんとかここまで残ることができました。しかし、料理学校に通ったわけではない独学の私は、今大きな壁にぶつかっています。この試練を乗り越えてこそ「レシピの女王」なのだと痛感しています。今では「テレビみたよ!」と声をかけてくれる、友人、近所の方々、スーパーやレストランの店員さん。「無理しないでいいよ」といいつつ、どこかで期待している家族。「ママ頑張れ!」と純粋なキラキラした目で応援してくれる息子たち。その声に 期待に 添えられるようにしたいという思いがあります。みんなが笑顔になる、「新しい家庭料理」を開発出来たらとも思います。もちろん、去年の苦い思いを晴らしたい気持ちも忘れてはいません!このとてつもなく厳しい過酷なお料理コンテスト「レシピの女王」。沢山の思いを胸に本気で挑ませていただきます。
松尾さんが今回挑戦したレシピはなんと!中華とフレンチを融合させた炒飯です。桜えびの風味のきいた炒飯にカニの身を入れたフワッフワのスフレをのせ、さらにはしょうがの餡にくぐらせて頂く…と独創的なお料理。そして見事ファイナルステージ進出です!審査発表が終わった後、極度の緊張から解放され、机に顔をうずめる松尾さんの姿…この大会にかける強い想いが伝わってきたように思いました。いよいよファイナルステージ、次回のレシピも楽しみですね。