Story
#38
2020年12月18日(金)OA
岡崎裕子 (陶芸家)
今日の挑戦者は陶芸家 岡崎裕子。
乳がんを発症し、創作の手が止まった。
治療後の自分が想像できず、仕事も続けられるのか悩んだ。
それでも諦めない、岡崎のRe-TRY。
治療中アトリエに戻り、思ったこと。
自分が亡くなってしまったら、これだけの器が残る。
いろんな人の手元に届くようにしたい。
「がんの治療を終えた日、そこが新しい誕生日。」
陶芸家として第二のスタートを切った。
腕のしびれがあったが、トレーニングをして少しずつ感覚を戻していく。
病気を理由に諦めたくない。
生きる気持ちから生まれた器は、
手術から10ヶ月後、パリの博覧会「JAPAN EXPO Paris」に出展。
世界で、人々の暮らしに寄り添っている。
そして今。初めての公募展に挑む。
陶芸は人生。思い通りにいかないことが面白い。
今を器に写し取る。Re-TRY。