Story
#47
2021年2月26日(金)OA
大島芳彦 (建築家)
今日の挑戦者は、建築家・大島芳彦。
リノベーションしたアパートが、わずか3年で荒廃。住人たちが去って行った。
それでも諦めない、大島のRe-TRY。
リノベーションは、オーダー通りに作り変えることではない、と気づく。
所有者や使う人が「当事者」として愛着を持ってもらうことが必要だ。
そのために、依頼者の心の声を聞き、地域を知る。
町に出て感じた、その土地の生活文化や歴史を掘り下げ、再編集する。
肌で感じたリノベーションの役割。それは人と人との関係をもう一度作り直すということ。
建物と地域の境界をなくし、人と人が集う場を作る。その成功例は全国の注目を集め、グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。
そして今。空きビルに総菜店を建て、地域の拠点を作る。
新しい世代と古い世代の交流が、町の活力につながると信じている。
リノベーションで町を元気に。Re-TRY。