問題
次のうちウソはどれでしょう?
A ミイラ作りは金額によって松竹梅の3コースがあった
B 中世ヨーロッパでは人間と同じ形式で動物も裁判にかけられていた
C インカ帝国では性転換の外科手術が行われていた
正解はCです。
インカ帝国で行われていたのは、脳外科の手術でした。
Aミイラ作りは金額によって松竹梅の3コースがあった。というのは本当です。紀元前5世紀の記録によりますと、エジプトにはミイラ作り専門の職人がいて金額によって分けていました。ひとつは、死体を炭酸の中に入れて1日放置しておくというもの。二つ目は松ヤニを体内に注入して内臓を溶かして排出して状態を良くするというもの。一番高いコースは、内臓を別に保存しておいて体内に色々な香料を入れて乾燥させていき、包帯を巻いて棺に納めるというものでした。
エジプトでは命が蘇るという考え方があるので、そのために形を残しておくということが行われました。心臓を残して胃と腸を別々に乾燥させて保存しましたが、脳は捨てていました。これは脳が鼻水を作るだけの期間だと思われていたからでした。
B 中世ヨーロッパでは人間と同じ形式で動物も裁判にかけられていた。は、本当です。1386年のフランスで、赤ちゃんを蹴り殺したという豚がいて、その豚に出頭要請して裁判を行い有罪判決、その豚は絞首刑にされました。