第二の人生で成功を収めた偉人たち
伊能忠敬
伊能忠敬は、天体観測を応用して全国の測量を行い、精密な日本地図を作製したことで馴染みがありますが、地図を作ったのは70歳頃の出来事で、それ以前は酒造業、米穀店を営んでいました。50歳で退職し、それを期に江戸に出て、小さい頃からやりたかった天文学を本格的に勉強し始めたようです。初めのうちは自腹で回っていたのですが、後に幕府からお金が出るようになりました。その総額は今の金額で約6億円ほどです。
彼は74歳で亡くなるんですが、測量を始めてから地図を作り続け、完成したのは彼の死後3年くらい後だそうです。
その地図は後々まで使用され、ペリーが来航したときもその地図を元に来たとされています。
歩いた距離を測ることのできる量程車や、約30センチの鉄鎖を使い長さを測っていました。