野口英世
千円札でおなじみの野口英世は、梅毒の発見や黄熱病の研究など数々の輝かしい医学的業績をあげた人物です。
この野口英世は、元々の名前は「清作」でした。が、坪内逍遥の小説「当世書生気質」に出てくる野々口清作という自堕落でめちゃくちゃな人物を知り、名前が似ていて嫌だということで名前を変えました。
本来、名前の変更というのは非常に難しいんですが、野口は清作という名前の人物を捜して自分の実家に養子に入ってもらい、同じ集落に同じ名前があるのは紛らわしいと主張して、戸籍上の名前を変更することに成功しました。