世界一受けたい授業

子供の兵士
国連からの依頼で、内戦の続くシエラレオネの武装解除を行いました。

シエラレオネの内戦の特徴は、子供の兵士が大量につくられたという事です。子供というのは、一旦人を殺すきっかけを作ってやると、大人の兵士よりも無慈悲に人を殺す殺人マシーンになってしまいます。非常に残念な事実ですが、子供というのは最終兵器だと言われています。

子供たちは、兵士に拉致されて洗脳されてしまうという事もあるんですが、ほとんどはファッション性に惹かれて兵士になります。暴力というのは、語弊があるかもしれませんが、ある意味でセクシーに写ってしまいます。破壊のイメージ、世の中への反発、「こんな世の中ぶっ壊してやる!」というメッセージは、若者に響きやすいものです。特に何もする事のない若者たちは、そこにハマっていってしまいました。

またこういったところでは、年功序列ではなくより残虐な事をした者の位が上がっていきます。その競争がエスカレートしていき、どんどん残虐な事を重ねていくのです。

この紛争も最初は、悪い政権を倒すための革命のはずでした。それがだんだん疲れてきて当初の目的が分からなくなってしまったのです。
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