夏目漱石の原稿には誤字脱字が多かった!?
実際に書かれた生原稿を見ていると、誤字脱字と思われるものが多いと言われています。
が、例えば原稿で「焼きもち」を「焼持」と表記しているのですが、「やきもち」は嫉妬する気持ちで、気持ちを焼くというところから、本来の意味に立ち戻り、敢えてそう表記しているのかもしれないという見方もあります。
漱石は、様々な造語を作った事でも有名なのですが、その造語の一貫なのかもしれません。「新陳代謝」「反射」「無意識」や「価値」「肩が凝る」「電力」は、漱石の作った造語と言われており、漱石の小説で初めて出てきたりしました。