セロトニンという物質が神経から分泌されて、気分がよくなりますが 、それがずっと神経の外にあると、むしろ不安を感じるようになってしまいます。
そのため、セロトニンを神経細胞へ もう1回回収する必要があり、その働きをするのがセロトニントランスポーターです。
心配性の度合いは、このセロトニントランスポーターの量によって3つのタイプに分けられます。
LL型と呼ばれるとてもおおらかなタイプは、
日本人の中には2%ほどしかいません。
また日本人に多いSS型のタイプは、
心配性ですが、協調性が高いとも言えます。
※番組で取り上げたセロトニントランスポーターは公式には酵素として分類されていませんが、酵素と同じく機能性たんぱく質であり、いろいろな面で酵素と同じような性質を持つとの太田先生の話をふまえ、広い意味での酵素として扱いました。