関西国際空港は、大阪湾を埋め立てた人工島の上に建設されています。
海底の地盤は砂や粘土の層で重さに弱く、
1994年の開港以来17年間で約2.9メートル地盤沈下しています。
場所によって沈む量が違うと建物が歪んで問題が発生してしまうんですが、建物の下には沈下を計測する装置のついた約900本の柱があり、傾きを把握できるようになっています。
建物が傾いた場合、ジャッキで持ち上げ薄い金属の板を挟んだり抜いたりして
建物の傾きを調整しています。
最近では地盤沈下は収まってきていて、このような作業は数年に1回になっています。