IT社会が進んだ結果、廃棄される電子機器が増えています。
こういった機器の中には貴重な金属が使われている事から、
金属だけを取り出し、再利用する取り組みが行われています。
不要となった部品を塩酸と硝酸が混ざった王水という液体に浸けると、
金属部分やメッキだけが浮かび上がります。
これを繰り返し特殊な薬品を加えると、
金だけが集まった土のようなものができ上がります。
それを高熱で溶かし、型に流して完成。
純度99.9%の金を取り出す事が出来ます。
このような方法で金・銀・パラジウムが取れます。
この企業では、それぞれを1g取り出すのに金がパソコン14台、銀が約4台、
パラジウムは約100台必要となります。