冬を乗り切る防寒の科学 あなたの家にもある「寒だまり」のナゾ
「寒だまり」の原因
【原因1】 部屋の暖かさが外に逃げる熱損失 窓から48%、壁からは19%、床から10%熱が逃げていきます。 【原因2】 冷たい空気が外から室内に流れ込んでくるコールドドラフト 窓で冷えた空気が下へ流れ寒だまりを作ります。
素材によって断熱性能は全く違う
同じ断熱性を持つ素材違いのものの熱さを比較したものです。 ・コンクリート…50cm ・レンガ…20cm ・土…20cm ・木…5cm ・空気…8mm 空気はわずか8mmで同じ断熱性を持ちます。
家の寒だまり
キッチンの換気口 換気口は外と直接繋がっているため 冷たい空気が入ってきます。 換気口のシャッターを閉めるなどして フタをする事で寒だまりを防げます。 扉などの隙間 押し入れやクローゼットは 普段扉が閉まっているために 内部が寒くなっています。 床と壁の接合部分 隙間を埋める専用のテープが売られています。 コンセント コンセントからも冷たい空気が入り込みます。 こちらもコンセントカバーをつけることで 防ぐ事が出来ます。
正しい羽毛布団の掛け方
毛布をかけた上に羽毛布団をかけるのが 一般的のようですが、体を暖かく保つのには、 羽毛布団をかけた上に毛布をかける方がいいでしょう。 合成繊維の毛布は、 寝ている間に出る体からの水分を吸収しません。 そのため布団の中でも湿度が上がり、汗をかきやすくなります。 その汗が冷えて体を冷やしやすくしてしまいます。 羽毛布団は体から出た水分を吸収する時に 熱を発するという特徴があります。 汗をかきにくく温まりやすくなります。