正解は…くもり止め
旅客機の窓は強度を高めるために
アクリル樹脂の3層構造になっており、
外側の2枚が機体を支え、
内側の1枚は傷や汚れを防ぐ
カバーの役割をしています。
この穴は真ん中の一枚だけに開いています。
高度1万メートル付近を飛ぶ旅客機では
外と中の気温差が大きくなります。
もし穴が開いていなければ、
空気に含まれる水分が冷やされて
結露が発生してしまいますが、
一番内側のカバーの隙間から、
機内の乾燥した空気が窓の中に
流れ込んで真ん中の穴を通り、
3層の窓の中を行き来することで
窓が曇るのを防ぐことができます。