富士山の山頂から
深さ約20kmの所にマグマだまりと呼ばれる、
岩石が溶けた固まりが溜まる場所があります。
これが時間をかけて上に上がっていきます。
それが上から出るのが噴火です。
富士山はこれまで平均すると
およそ100年に1回噴火していますが、
現在300年以上も噴火していません。
最後の噴火は1707年、江戸時代の宝永噴火です。
大量の火山灰が江戸の町にまで降り、
それが1週間も続きました。
また、噴火する火口は
いかにも山頂の火口のように思い込んでしまいますが、
最後に山頂の火口が噴火したのは2200年前。
木々に隠れているため気づきにくいですが、
富士山の表面には100カ所以上の火口があります。