疲れは脳が発する危険信号! 最新研究でここまでわかった疲労の科学
疲労とは?
疲労とは…細胞がサビて傷つくこと
我々は筋肉や脳を使う時に酸素を消費します。 そして酸素を消費した時に活性酸素が発生します。 この活性酸素は普段はすぐに無くなってしまいますが、 大量に発生すると処理しきれなくなり 活性酸素が細胞を傷つけ参加させ、 サビたような状態になってしまいます。
頭が疲れるのと体が疲れるのは同じ?
頭を使って疲れるというのは、 脳の細胞がサビるということ。 体を動かして疲れるというのは 筋肉の細胞がサビるということ。 メカニズムは同じです。 また体を動かした時に動かした筋肉が 疲れたように感じますが、 実は本当に疲れているのは、 運動をした時に呼吸を速くしたり 体温を調節して汗をかいたりすることを 司っている脳の自律神経の中枢が一番疲れています。
まじめな人がなりやすい 一番危ないホニャララ疲労!
一番危ないのは、 本当は疲労が溜まっているのに 疲労を感じない状態である 隠れ疲労と呼ばれるものです。 普通は細胞が傷つけられて 疲労が起こると脳に信号が送られ、 疲れたと感じます。 ところが、脳の前頭葉でやりがいを感じたり、 褒められたり、面白い、楽しいという感情を持つと、 疲れの信号を隠し、 疲労感を消してしまうことになります。 疲労感を感じなくても 疲れが溜まっているということがあるのです。
疲労回復法 その1 睡眠
睡眠をしっかり取れば疲労は回復しますが、 なかなかしっかりした睡眠時間が 取れない時には睡眠の質を上げるのが効果的です。 睡眠前に寝室の照明をオレンジ色にすると、 自然に眠くなって副交感神経優位になり、 睡眠の質が上がります。
疲労回復法 その2 食事
疲労を回復させるには鶏肉の胸肉 鶏の胸肉には、抗疲労効果を持つ イミダゾールジペプチドという成分が 含まれています。 イミダゾールジペプチドは、 細胞がサビていくのを防ぐ働きがあります。 イミダゾールジペプチド200mg、 鶏の胸肉にすると約100gの量を、 2週間とり続けると約85%の人が 疲労回復効果が得られたと感じました。