知らなきゃソンする保険適用の基礎知識2014
次のうち、保険が適用されるのはどちらでしょう? A,29歳以下の若い喫煙者 B,1日20本を10年吸い続けている喫煙者
正解は…B
日本の成人の喫煙者約2600万人のうち、約70%が治療が必要とされているニコチン依存症という病気になっています。実は禁煙治療はすでに保険適用になっており、4万円だった治療費が1万2千円になりました。 ただし、禁煙治療は現在保険の対象になるのは、一日に吸うタバコの本数に喫煙年数をかけた数値が200を超える人のみなのです。 この基準では喫煙年数の少ない20代は、ほとんどの人が保険適用にならないため、日本禁煙学会では、厚生労働省に基準の見直しを働きかけている所なんだそうです。
次のうち、その症状が重症の場合に、保険適用になるのはどれでしょう? A,薄毛治療 B,口臭治療 C,ワキ汗治療
正解は…Cのワキ汗治療
恥ずかしさで対人関係に支障が出るほどの重症患者には、ある治療法が保険適用になりました。それは、猛毒で知られるボツリヌス菌の微量な毒素を脇の下に注射するという方法。 神経から汗を出すよう汗腺に伝える物質の働きを、毒素が抑えることで、汗の量が減らせるのです。注射一回につき、効果は4ヶ月~9ヶ月ほどですが、10万円の費用が保険適用で3万円まで下がりました。 ※医療機関によって医療費に差異があります。