ライオンゴロシは、地面に這うように生息している植物です。その実が乾くと、カチカチの牙のようになります。すると、近くを通った動物は何も知らずに、ライオンゴロシの実を踏んでしまいます。
ダチョウなどの場合は足のウラが特別固いので大丈夫なのですが、ライオンの場合は、固い棘が歩くたびに足に深く突き刺さり、我慢できずに口で引き抜こうとしますが、これが逆効果!今度は口を閉じるたびに激痛が走り、獲物が食べられなくなり、餓死してしまうと言われています。
一方、ライオンゴロシの実は、噛まれた衝撃で種が転げ落ち、その場で再び繁殖します。