会社に出勤する20代の女性。
暖房の効いた暖かい部屋から外気の冷たい空気に触れた途端に咳き込んでしまいました。
実はこの咳、気管支の異常を知らせるシグナルかもしれません!
気管支の内部には繊毛があり、粘液の膜でおおわれています。それらは、入ってきた異物から、気管支を守っているのです。
しかし、何らかの原因で繊毛が抜け落ちている場合、粘液が剥がれ、敏感になります。そこに外気の冷たい空気が触れると、咳が出やすくなり、さらに気管支が傷つき、咳が出てさらに繊毛が抜け落ちるという悪循環になります。
すると、咳が止まらなくなり、体への負担がより大きくなって、最悪の場合、肋骨が折れる可能性もあります。
繊毛が抜けるのは、ホコリ、特にハウスダストが原因となっています。
部屋の中の空調のホコリ、ハウスダストなどが原因の喘息の患者さんが過去30年間で約3倍に増えているデータがあります。